Written by Yohei Tomizawa
長い長いスイスラウンドを勝ち抜いてきた8人によるシングルエリミネーションが行われようとしている。ここでは、そのうち2つのマッチアップをダイジェストでお送りしたい。
◆村岡 柊平(群馬)vs.富岡 貴洋(埼玉)
村岡は、桐生市を拠点にコミかる堂、カードショップONE☆PACK等でマジックをプレイしている。コミュニティー内で磨かれたBG巻きつき蛇を相棒にここまで勝ち進んでいる。 富岡は、埼玉県のワールドを中心に群馬、東京等、数多くの大会へ参加し、腕を磨いている。使用デックは最近数が減りつつあるBG昂揚。
同じカラーリングでありながら、全く別のシステムを積んでいるデック同士、何が明暗を分けるのだろうか。
Game1
村岡の場に《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》と《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》に守られた中《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope(EMN)》がキャストされる。
富岡には《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》しかない。
しかしこのちっぽけな2マナクリーチャーが、富岡に勝利を届けることになる。
村岡の《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》が除去されると、互いに《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk(KLD)》をキャストしているにもかかわらず、蛇をコントロールしている分、盤面は富岡有利へと傾いていった。
そして決定打となる2枚目の《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk(KLD)》。
村岡0-1富岡
Game2
互いにクリーチャーを出しては除去るを繰り返す一進一退の攻防であったが、村岡がキャストした《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury(KLD)》によって、フェイタルなタイミングで、《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》を奪われ、キャストされてしまう。
ドローするはずだった《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》を見つめながら、富岡は、も《不屈の追跡者/Tireless Tracker(SOI)》を召喚し、カードアドバンテージを得ようとする。
返すターン、村岡は、《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited(BFZ)》で追跡者を除去し、《ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar(OGW)》とプレインズウォーカーを連続で解き放つ。
プレインズウォーカーに対処するため、富岡は空へ《精神壊しの悪魔/Mindwrack Demon(SOI)》をキャストするが、待っていたのはこの状況ではフェイタルな《害悪の機械巨人/Noxious Gearhulk(KLD)》であった。
村岡1-1富岡
Game3
富岡、ここで痛恨の2マリガン。
それでも《造命師の動物記/Lifecrafter’s Bestiary(AER)》でドローの質を高めつつ、マリガン分の手札の差を埋めにかかる。
村岡は、後手ながら《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》、《森の代言者/Sylvan Advocate(OGW)》とクリーチャーを連打し、富岡のクリーチャーを除去し、削りきろうとする。
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited(BFZ)》、《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury(KLD)》とキャストされるも、富岡は諦めない。もう1枚土地さえ引ければ、《害悪の機械巨人/Noxious Gearhulk(KLD)》に繋がるからだ。
そのプランを打ち砕くのは、フェイタルなタイミングでキャストされた《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》。
村岡2-1富岡
村岡 Win!
◆清水 駿也(群馬)vs荻野 航平(東京)
高崎市のトレジャーキャッツを主戦場に、電脳世界でも勝利の探求を欠かさないのが清水だ。PPTQの結果を分析辿りついた先は、禁止改定により姿を消したと思われていた青白アグロであった。
1年前の荻野はカードショップONE☆PACKでリミテッドを中心にマジックに興じていた。あれから1年。拠点を都内へ移したことも無関係ではないだろうが、たった1年で荻野は構築でも勝てるプレイヤーへと成長し、帰ってきた。プレインズウォーカーを多様する4cサヒーリの強さや如何に。
Game1
清水は、《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar(KLD)》、《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》とクロックを用意すると《サヒーリ・ライ/Saheeli Rai(KLD)》、《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger(SOI)》をカウンターし、押し切ろうとするが、そこへ3種類目のプレインズウォーカーである《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher(EMN)》がまったをかける。
清水が追加のクリーチャーもカウンター呪文も引けないところへ、荻野はあっさりと《サヒーリ・ライ/Saheeli Rai(KLD)》、そしてコンボの相方《守護フェリダー/Felidar Guardian(AER)》。
清水0-1荻野
Game2
清水は、今度は打って変わってスローな出だしとなる。
相手のクリーチャーを《停滞の罠/Stasis Snare(BFZ)》するが、クリーチャーが引けず、準コンボデックである荻野にプレッシャーかけることが出来ない。
その《停滞の罠/Stasis Snare(BFZ)》へと《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger(SOI)》の能力が使われると、フラッド気味の清水はあっさりと右手を差し出した。
清水0-2荻野
荻野 Win!
長い長いスイスラウンドを勝ち抜いてきた8人によるシングルエリミネーションが行われようとしている。ここでは、そのうち2つのマッチアップをダイジェストでお送りしたい。
◆村岡 柊平(群馬)vs.富岡 貴洋(埼玉)
村岡は、桐生市を拠点にコミかる堂、カードショップONE☆PACK等でマジックをプレイしている。コミュニティー内で磨かれたBG巻きつき蛇を相棒にここまで勝ち進んでいる。 富岡は、埼玉県のワールドを中心に群馬、東京等、数多くの大会へ参加し、腕を磨いている。使用デックは最近数が減りつつあるBG昂揚。
同じカラーリングでありながら、全く別のシステムを積んでいるデック同士、何が明暗を分けるのだろうか。
Game1
村岡の場に《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》と《歩行バリスタ/Walking Ballista(AER)》に守られた中《最後の望み、リリアナ/Liliana, the Last Hope(EMN)》がキャストされる。
富岡には《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》しかない。
しかしこのちっぽけな2マナクリーチャーが、富岡に勝利を届けることになる。
村岡の《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》が除去されると、互いに《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk(KLD)》をキャストしているにもかかわらず、蛇をコントロールしている分、盤面は富岡有利へと傾いていった。
そして決定打となる2枚目の《新緑の機械巨人/Verdurous Gearhulk(KLD)》。
村岡0-1富岡
Game2
互いにクリーチャーを出しては除去るを繰り返す一進一退の攻防であったが、村岡がキャストした《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury(KLD)》によって、フェイタルなタイミングで、《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》を奪われ、キャストされてしまう。
ドローするはずだった《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》を見つめながら、富岡は、も《不屈の追跡者/Tireless Tracker(SOI)》を召喚し、カードアドバンテージを得ようとする。
返すターン、村岡は、《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited(BFZ)》で追跡者を除去し、《ゼンディカーの代弁者、ニッサ/Nissa, Voice of Zendikar(OGW)》とプレインズウォーカーを連続で解き放つ。
プレインズウォーカーに対処するため、富岡は空へ《精神壊しの悪魔/Mindwrack Demon(SOI)》をキャストするが、待っていたのはこの状況ではフェイタルな《害悪の機械巨人/Noxious Gearhulk(KLD)》であった。
村岡1-1富岡
Game3
富岡、ここで痛恨の2マリガン。
それでも《造命師の動物記/Lifecrafter’s Bestiary(AER)》でドローの質を高めつつ、マリガン分の手札の差を埋めにかかる。
村岡は、後手ながら《巻きつき蛇/Winding Constrictor(AER)》、《森の代言者/Sylvan Advocate(OGW)》とクリーチャーを連打し、富岡のクリーチャーを除去し、削りきろうとする。
《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス/Ob Nixilis Reignited(BFZ)》、《豪華の王、ゴンティ/Gonti, Lord of Luxury(KLD)》とキャストされるも、富岡は諦めない。もう1枚土地さえ引ければ、《害悪の機械巨人/Noxious Gearhulk(KLD)》に繋がるからだ。
そのプランを打ち砕くのは、フェイタルなタイミングでキャストされた《致命的な一押し/Fatal Push(AER)》。
村岡2-1富岡
村岡 Win!
◆清水 駿也(群馬)vs荻野 航平(東京)
高崎市のトレジャーキャッツを主戦場に、電脳世界でも勝利の探求を欠かさないのが清水だ。PPTQの結果を分析辿りついた先は、禁止改定により姿を消したと思われていた青白アグロであった。
1年前の荻野はカードショップONE☆PACKでリミテッドを中心にマジックに興じていた。あれから1年。拠点を都内へ移したことも無関係ではないだろうが、たった1年で荻野は構築でも勝てるプレイヤーへと成長し、帰ってきた。プレインズウォーカーを多様する4cサヒーリの強さや如何に。
Game1
清水は、《模範的な造り手/Toolcraft Exemplar(KLD)》、《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger(KLD)》とクロックを用意すると《サヒーリ・ライ/Saheeli Rai(KLD)》、《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger(SOI)》をカウンターし、押し切ろうとするが、そこへ3種類目のプレインズウォーカーである《実地研究者、タミヨウ/Tamiyo, Field Researcher(EMN)》がまったをかける。
清水が追加のクリーチャーもカウンター呪文も引けないところへ、荻野はあっさりと《サヒーリ・ライ/Saheeli Rai(KLD)》、そしてコンボの相方《守護フェリダー/Felidar Guardian(AER)》。
清水0-1荻野
Game2
清水は、今度は打って変わってスローな出だしとなる。
相手のクリーチャーを《停滞の罠/Stasis Snare(BFZ)》するが、クリーチャーが引けず、準コンボデックである荻野にプレッシャーかけることが出来ない。
その《停滞の罠/Stasis Snare(BFZ)》へと《先駆ける者、ナヒリ/Nahiri, the Harbinger(SOI)》の能力が使われると、フラッド気味の清水はあっさりと右手を差し出した。
清水0-2荻野
荻野 Win!
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