【MTG】準決勝:オギノコウヘイ(群馬)vs.ムラオカシュウヘイ(群馬)
【MTG】準決勝:オギノコウヘイ(群馬)vs.ムラオカシュウヘイ(群馬)
【MTG】準決勝:オギノコウヘイ(群馬)vs.ムラオカシュウヘイ(群馬)
Written by Kyouji Shimizu
「チーム・ムラシュー」

それは、ほんの些細な事から始まった。

たまたま、同じ大会で対戦し話をしてみたら気があった。
時には、一緒に笑い、時には悔しさを共にした。
次第に、友は次第に増えていった。


いつしか、彼らは同じ志を目指す"仲間"となった。


今、このテーブルに向かいあっているのは切磋琢磨している仲間同士。
チームメイトだからこそ、勝負に情けはかけられない。
真剣に取り組む、本当の仲間。

Game1
村岡のゲーム展開は早い。
序盤から《森の代言者/Sylvan Advocate》と《歩行バリスタ(AER)》が荻野のライフをを攻め立てる。

ブロックに用意した《ならず者の精製屋(AER)》も、《ピーマの改革派、リシュカー(AER)》がこれを許さない。

追い打ちをかけるように《ゼンディカーの代弁者、ニッサ(OGW)》が荻野のクリーチャーを鼓舞する。
《蓄霊稲妻(KLD)》で2匹目の《森の代言者(OGW)》に合わせるが、盤面にあるクロックは致死レベル。

荻野、これは堪らない。
《実地研究者、タミヨウ(EMN)》のマイナス能力で再びターンを得るも、一時しのぎにしかならない。





「終わった…」





そう一言つぶやくと、彼はサイドボードに手を伸ばした。





圧倒的優位。
村岡がその言葉を口にする…



それが荻野の《サヒーリ・ライ(KLD)》《守護フェリダー(AER)》コンボ。
相手の意識が外れた瞬間、そのデッキは牙をむく。


荻野1-0村岡


Game2
談笑を交えつつサイドボーディング。

「前に、教えて貰ったテクニックが役にたちましたよ」

造詣が深い先輩魔導士は、リミテッドが中心の荻野にスタンダードの極意を惜しげもなく教示する。
チームメイトだからこそ、互いに切磋琢磨する。



「ジャイアントキリング」



そんな言葉がこの試合には似合うだろう。

黒緑デッキ真骨頂《巻きつき蛇(AER)》は《蓄霊稲妻(KLD)》で荻野は答える。

一先ず、村岡《精神背信(BFZ)》で手札を確認。




「負けるか」…




コンボが揃う、余りに強力な荻野の手札が公開された。
一縷の望みをかけてプレインズウォーカーを落としてはみるも、次に荻野が唱えたのは《サヒーリ・ライ(KLD)》


荻野2-0村岡


「ちょっとドローが強すぎましたね」

試合後、自分の幸運を荻野は語る。


「俺の分まで頑張れよ」

去り際のチームメイトの一言が心に残った。


引きや、運。仲間との出会い。
一期一会の数奇な巡り合わせ、それを楽しむのがマジックザギャザリング。

荻野Win!!

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