【MTG】Round7 村岡柊平(群馬)vs.宮坂翔(埼玉)
【MTG】Round7 村岡柊平(群馬)vs.宮坂翔(埼玉)
【MTG】Round7 村岡柊平(群馬)vs.宮坂翔(埼玉)
Written By Kyouji Shimizu

プレーオフをかけたこの一戦には大きな意味がある。
ましてや、プロツアー予選を何度も経験しているプレイヤー達にはその重さが一入だろう。

そう、予選ラウンドの最後にお送りするこのテーブルは、互い切磋琢磨し色々な大会を回る仲なのだ。
著者の心情としては、プレーオフでも二人のプレイを書かせて頂きたい。

だが、トップ8に残れるのはどちらか1人だけ。


あぁ…何て運命は残酷なのだろう…


Game1

マルドゥ機体を操る宮坂は、カラデシュ環境初期からこのデッキを使い続けている。
先日のプロツアー予備予選を勝ち抜いた時。メタゲームにより、このデッキが勝ちづらくなった時。誰もが機体を諦めた時でさえもだ。

苦楽を共にしたマルドゥ機体。
私の主観だが、彼はこの会場で最もこのデッキを回せるだろう。



いいや…最も"愛しているのだろう…"


愛情を注いだからと言って、勝負に勝てるとは限らないのがマジック・ザ・ギャザリング。



トップスピードこそ速そうな、《模範的な造り手(KLD)》の2連続。
だか、肝心のアーティファクトが無ければ"勝利"を造る事は適わない。


一方、《森の代言者/Sylvan Advocate》から《ピーマの改革派、リシュカー(AER)》とワンサイズ上のクリーチャー達がそれを受け止める。

マルドゥ機体が念願のアーティファクトを手にした時は、時すでに遅し。
《最後の望み、リリアナ(EMN)》が最後の望みを打ち砕いた後。


《新緑の機械巨人(KLD)》が丸岡のボードに登場すると、最後のブロッカーも押し倒した



まさに《致命的な一押し(AER)》…

村岡1-0宮坂

Game2

先手の機体とは、まるで水を得た魚。
いや…ここは機体だからガソリンか…?

《屑鉄場のたかり屋(KLD)》から《反逆の先導者、チャンドラ(KLD)》と《領事の旗艦、スカイソブリン(KLD)》。


盤面の処理は完璧だ。


《キランの真意号(AER)》も、ある。


攻める準備も完璧だ。



《森の代言者(OGW)》や《ピーマの改革派、リシュカー(AER)》と《ゲトの裏切り者、カリタス(OGW)》を用意してはいるも依然、煮え立っている。
一度でも、機体が動き出せば築いてきたライフ・アドバンテージが台無しになってしまう。


宮坂は、《領事の旗艦、スカイソブリン(KLD)》に《ピア・ナラー(KLD)》が乗り込むとゲームは突然、動き出す。


これは堪らない。
我慢に我慢を重ねた《人工物への興味(KLD)》が脅威を対処する。


使いこなしてきたマルドゥは、この隙を見逃さない。《ピア・ナラー(KLD)》と《致命的な一押し(AER)》の搦め手でライフレースを台無しにしている吸血鬼に退場してもらう。




もう判らない。
次々と駆け付ける搭乗者達に、ゾンビ1匹だけではこれまでのアドバンテージを切り崩さざるを得ない。


劣勢をひっくり返した宮坂も機体のギアをトップスピードに入れる。



「オレが手に入れてやる…!"その領域"…」
「"スピードの向こう側"を…!!」



しかし、マジックとは残酷なものである。
そのトップスピードを阻止したのは、《新緑の機械巨人(KLD)》であった。

村岡0-2宮坂


"強敵(とも)"の悔しさを胸に、村岡はプレーオフへと駒を進めたのだ。

村岡win!

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